最適なコラーゲンの摂取温度とは

コラーゲンを摂取するなら、常温から60℃前後のドリンクにコラーゲン粉末を混ぜて飲みましょう。コラーゲン関連の商品にはドリンクタイプや粉末、ゼラチンなどさまざまなものがありますが、一番手軽でつづけやすいのは粉末を飲み物に混ぜて摂取することです。

コラーゲンについて解説した上で、オススメの温度をお伝えしていきます。

コラーゲン・ゼラチン・コラーゲンペプチドの違い

コラーゲンのおすすめ摂取温度について考えるまえに、抑えておかなければならないのが「コラーゲン・ゼラチン・コラーゲンペプチドの違い」です。

じつはひとくちにコラーゲンといっても、その状態によって水やお湯への溶けやすさが大きく違います。それぞれ順番に違いを知っていきましょう。

コラーゲンはたんぱく質でできた繊維状組織のため分解されにくい

コラーゲンとは、たんぱく質でできた繊維状の組織のこと。お肌や関節、皮膚など体のあらゆる部分で使われています。ちょっとした衝撃や温度の変化で簡単に溶けたり変質したりしてしまうと困るので、コラーゲンそのものは基本的に水に溶けません。

構造的には、頑丈な鎖が3重の螺旋構造になっているものがコラーゲンだと考えればよいでしょう。鎖の輪ひとつひとつ、そして鎖同士もしっかり固定されているため、簡単なことでは分解されません。

コラーゲンを加熱処理して分解したものがゼラチン

そんなコラーゲンを加熱処理したものがゼラチンです。粉末タイプの商品も販売されていますが、基本的にはプルプルとした半固体になっています。

イメージとしては、3重の螺旋状にしっかり絡まり合っていた鎖がほどけ、バラバラになった状態です。

がっちり組み合っていた3重の螺旋構造が崩れているため、ゼラチンはコラーゲンと違って水やお湯にも溶けます。

ただ、60℃前後まで温めると液体になり、冷えると半固体のゼリー状になるという性質をもっているので、ドリンクに溶かして気軽にコラーゲンを摂取するには向いていません。多くの場合、お菓子や料理に使われます。

ゼラチンを酵素等でさらに小さく分解したものがコラーゲンペプチド

コラーゲンを加熱処理で分解したものがゼラチン、そのゼラチンをさらに酵素等の働きで分解したものがコラーゲンペプチドです。簡単にいうと、鎖をさらにほどいて単体の輪に分解したものだといえばわかりやすいでしょう。

ゼラチンと違って温度変化でゲル状になったり液体になったりすることはありません。また、パウダー状なので冷たい水にも温かいお湯にもすぐ溶けます。

温度変化にも強く液体に溶けやすいこともあり、販売されているコラーゲン商品に使われているのはその多くがコラーゲンペプチドです。

コラーゲンペプチドが使われている商品であれば、摂取時の温度を気にする必要はなく、何℃で摂取しても吸収率等は変わらないということになります。では、なぜ60℃以下という温度をおすすめするのでしょうか。

体のことを考えるなら温度は60℃以下で

コラーゲンを摂取するさい、60℃以下をおすすめする理由は、

  • ホットドリンクをおいしく楽しむため
  • 発がん性を抑えるため

です。人間が飲み物をおいしく感じる温度は、大体5℃から65℃程度のあいだだといわれています。コーヒーや紅茶は100℃近い高温で成分を抽出したほうがおいしくなることもあって、熱々のホットドリンクを好む人も多いです。

しかし、飲み物が熱すぎるとやけどをしてしまいますし、実は65℃以下の方が味や香りを楽しむことができます。抽出を高温で行っても、飲むときの温度は65℃以下のほうがよいのです。

また、国際がん研究機関(IARC)の調査によると、「65℃以上の熱い飲み物は発がん性を高める可能性がある」とされています。健康面を考えると、65℃以上のドリンクや料理にコラーゲンを混ぜて摂取するのはあまりおすすめできません。

同時に、キンキンに冷えた飲み物は内臓を冷やします。筋肉量が少なく代謝が上がりづらい女性は冷え性になりやすいため、冷たすぎるドリンクでコラーゲンを摂取するのも避けておいたほうがよいでしょう。総合的に考えると、常温から60℃以下がおすすめなのです。

参考:国際がん研究機関(IARC)の調査

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